英住宅ローン市場の勢力図に変化、HSBCやサンタンデールが伸長

英金融大手HSBCホールディ ングスやスペインのサンタンデール銀行などの金融機関が、英国住 宅ローン市場でシェアを拡大させている。英住宅金融組合による貸 し出しが過去最悪の落ち込みを示していることが背景にある。

英住宅金融組合協会(BSA)は1日、2009年通年の住宅ロー ン返済が純額で計74億ポンド(約1兆700億円)だったと発表し た。BSA広報によれば、1987年の集計開始以来最も長い減少局面 となっている。

昨年、英住宅市場に関する報告書を執筆したキングス・カレッ ジ・ロンドンのクリス・ハムネット教授は、「英住宅金融組合は過 去数カ月間に失った市場シェアを取り戻すのに困難を感じるかもし れない」と指摘した。

WestLBの銀行業界アナリスト、ニール・スミス氏によ れば、英住宅金融組合は信用危機後に調達コストが高水準にとどま る中で貸し出し競争を繰り広げている。

英住宅金融貸付組合(CML)のデータによると、同国住宅金 融組合のシェアは13%と、03年の16.7%から縮小。一方で、サン タンデール傘下の英住宅金融部門アビー・ナショナルのシェアは、 09年7-9月(第3四半期)に20.5%に上昇。前年は12.5%だった。 またHSBCの第3四半期のシェアは9.9%と、08年1-6月(上 期)の4.5%から拡大した。

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