きもと株急落、タッチパネル向けの成長期待が後退-いちよし格下げ

機能性フィルムを手掛けるKIMO TO株が一時、前日比7.2%安の770円と急落。第3四半期業績の低 迷をきっかけに、携帯電話のタッチパネル向けハードコートフィルム の成長期待が後退している。いちよし経済研究所が中期業績予想を減 額し、投資判断を「買い」から「中立」へ引き下げたことで、売りに 拍車がかかった。午後1時47分時点で、東証1部の値下がり率7位。

いちよし経研の西平孝アナリストは1日、同社の第3四半期(2009 年4-12月)の売上高と営業利益が同経研予想をそれぞれ5.5億円、 約1億円下回ったと指摘。その差異はハードコートフィルムにあり、 「タッチパネルは業界内での価格競争が激化しているもよう。そのた め、タッチパネルメーカーからハードコートフィルムに対する値下げ 圧力が強まったことが背景にある」と分析した。

これを受け西平氏は、同フィルムの売り上げ予想を今期77億円 (従来85億円)、来期92億円(同105億円)、12年3月期105億円(同 125億円)へと下方修正。現在の株価はフェアバリュー(妥当)圏に あると結論付けた。

会社側が1月29日に発表した第3四半期の売上高は前年同期比 12%減の168億円、営業利益は同40%減の3億4100万円だった。通 期営業利益計画に対する進ちょく率は68%。

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