北朝鮮の金総書記、国内視察回数が倍増-経済に取り組む姿勢アピール

北朝鮮の金正日総書記(68)が、 国内工場や発電所への視察回数を今年に入って2倍に増やしている。 国連制裁で打撃を受けた同国経済を支えようとする取り組みの強化 を示す動きだ。

韓国統一省によると、1月の計20回の視察の半分が経済プロジ ェクトを対象にしたもので、前年同月(4件)の2倍強に当たった。 09年1月の合計視察回数は13回だった。

韓国の東国大学校の金榕炫教授(北朝鮮専攻)は視察対象が経 済プロジェクト中心となっていることについて、「金正日総書記が経 済の困難を克服する意欲をいかにして国民に知らしめたいと考えて いるかがよく分かる。指導者自らが国民の生活を改善させる最前線 にいると言いたいのだ。生活は明らかに悪化している」と語った。

北朝鮮の国営朝鮮中央通信社(KCNA)は1月3日、金総書 記が今年に入って初の視察で、氷点下30度の中、熙川の発電所建設 現場を訪れたと報じた。また、平壌の製粉工場を視察し、パンやビ スケット、麺類の増産ができるよう、生産設備の近代化を指示した とも同月23日に伝えている。

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