FRBの利上げ、11月の中間選挙前は可能性低い-東短・加藤氏

東短リサーチの加藤出チーフエコノ ミストは、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げのタイミン グについて、11月の中間選挙前に実施される可能性は低いとの見方を 示した。市場に金融引き締めを示唆してから実際の利上げまで、半年 程度の時間的余裕が必要なためだとしている。

ブルームバーグ・ニュースによるアナリスト調査の予想では、F RBの利上げを2010年7-9月期とする見方が多い。

加藤氏は、FRBの利上げには3段階のステップが必要と指摘。 ①米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明文で金融引き締めを示唆 ②超過準備を数カ月かけて吸収③超過準備の付利金利0.25%の引き 上げによるフェデラル・ファンド(FF)レートの押し上げ-という 手順を踏んだ上で、FFレートの誘導目標引き上げに踏み切るという。

加藤氏は、「3段階のステップに半年程度かかる。選挙前の夏場に 利上げするためには、3月のFOMCまでに声明文の表現変更に着手 しないと難しい。一方、バーナンキ議長は3月の住宅ローン担保証券 (MBS)の買い取り停止の影響を見極めたがっている」という。

また、加藤氏は「バブル経済の予防は規制・監督で臨み、利上げ の優先順位は低い」ともみている。

バーナンキFRB議長は1月3日の講演で「住宅バブルへの最善 の対処は金融政策ではなく、規制だった」と言明。オバマ大統領も同 月、金融機関の規模やトレーディング活動に制限を設ける金融規制案 を打ち出している。

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