ニチアス株8カ月ぶり上昇率、半導体と自動車向け伸び営業減益幅縮小

ニチアスの株価が前日比10%高の 369円まで買われ、昨年5月28日以来8カ月ぶりの上昇率。半導体製 造装置や自動車部品向けの数量が回復傾向にあり、今期(2010年3月 期)の連結営業利益の減益幅が縮小する見通しとなった。業績改善期待 が膨らんでいる。

会社側が1日発表した第3四半期(09年4-12月)の連結営業利 益は前年同期比30%減の45億1000万円だった。10億円強と計画して いた10-12月期で、20億1600万円と計画を大きく上振れた。

同社経営企画部の土井裕輔氏は「半導体需要の増加によって、10- 12月期からフッ素樹脂を使ったチューブなどの半導体製造装置向けの 受注が急激に増えてきた」と語る。また、シリンダーヘッドガスケット 中心に自動車部品向けの数量も全般的に増えているといい、「両分野中 心に工場の稼働率が高まり、利益率が改善している」と同氏は述べた。

第3四半期までの上振れを受け、同社は通期の営業利益予想を55 億円から63億円へ8億円引き上げた。減益率は19%から7.3%まで縮 小する。来期の収益環境について、土井氏は「半導体と自動車向けがど こまで持続するか、プラントなど状況が良くない工業製品がどこで回復 できるかがカギになる」とみていた。

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