LBO回復で投資銀行の手数料収入は2年ぶり増加へ-買収とIPOで

過去半年のレバレッジド・バイアウ ト(LBO)の回復を受け、バンク・オブ・アメリカ(BOA)やJ Pモルガン・チェースなどの投資銀行部門の手数料収入は20%増える 可能性がある。

ニューヨークに本拠を置く調査会社フリーマンの試算によると、 プライベート・エクイティ(PE、未公開株投資)会社が買収の取り まとめや融資などのサービスに対して支払う手数料は2010年に最高 40億ドル(約3635億円)となり、2年ぶりに増加する見通し。ブラ ックストーン・グループやコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KK R)などの投資会社が昨年支払った手数料は33億ドルと08年を34% 下回り、LBOブームのピークだった07年に比べて80%近く減少し ていた。

ソシエテ・ジェネラルでPE会社を担当するシニアバンカーのエ リック・マイヤー氏は「投資を控えてきた企業は取引に意欲的になっ ている。それ以外の企業も投資家への換金で資産を売却する必要があ る」と述べ、「こうした環境が価格を押し上げる可能性がある」と予想 した。

ロンドンに本拠を置く調査会社プレキンによると、PE会社は世 界的な金融危機以前に調達した5000億ドル余りの資金をまだ投資し ていない。銀行が融資を再開し株式相場が回復する中で、PE会社は 買収を進め資産売却を目指している。

ブルームバーグが集計したデータによると、昨年7-12月(下期) のLBOは上期に比べて53%増の総額485億ドルだった。S&P500 種株価指数は昨年3月に安値を付けて以来約60%上昇している。

ソシエテのマイヤー氏は「昨年は、債務の借り換えとリストラが 手数料の大部分を占めたが、今年は企業買収と新規株式公開(IPO) が伸びをけん引すると予想している」と語った。

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