日曹達株が8カ月ぶり上昇率、飼料添加物価格堅調-純利益予想増益へ

多種化学品の製造を手掛ける日本 曹達の株価が一時、前日比12%高と2009年6月以来、8カ月ぶりの 上昇率を記録した。飼料添加物の価格が堅調に推移していることを理 由に今期(10年3月期)の連結業績予想を上方修正。純利益予想を一 転増益にしたことで、過度な業績悪化への警戒感が後退した。

同社株は374円まで買い進まれる場面もあった。上昇率は09年 6月12日に記録した16%以来の高さ。東証1部上昇率ランキング の上位に入っている。

同社は1日の取引時間終了後、今期業績予想を上方修正すると発 表した。連結純利益予想は前期比23%増の83億円に変更。これまでは 同5.2%減の64億円を見込んでいた。

養鶏のえさに混ぜて使われる飼料添加物のメチオニンの価格は、 他社が生産増強に乗り出しており、価格の下落が見込まれていたが、 「価格は想定より落ち込まず、堅調に推移している」と同社総務部の山 本聡部長代理は語る。さらに、持分法適用会社の業績も好調に推移する ことも利益を押し上げる要因という。

ブルームバーグ・データに登録されたアナリストの今期純利益予 想は70億円で、今回の会社側の連結純利益予想は市場予想を上回る水 準となる。

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