仏テレコム:リシャール氏を新CEOに指名-ロンバール氏は会長留任

欧州3位の電話会社、フランステレ コムは副最高経営責任者(CEO)のステファヌ・リシャール氏を新 CEOに指名する方針を明らかにするとともに、ディディエ・ロンバ ール会長兼CEOは会長職に留まると発表した。一連の従業員の自殺 で揺れる同社は、事態の収拾に努めている。

同社は電子メールで配布した発表資料で、会長職とCEO職を分 離する計画を今月24日の取締役会に提出し、承認されれば3月1日 付で実施すると説明した。

2008年1月以降、同社では34人の従業員が自殺しており、労働 組合や閣僚からは通信業界の競争激化への対応で実施した組織改革に よるストレスとの関連を指摘する声が出ている。ロンバール氏はドイ ツテレコムや英ボーダフォン・グループなど同業他社との競争力を高 めるために同社のリストラを試みた。

大和証券キャピタル・マーケッツのアナリスト、マイケル・コバ コキー氏(ロンドン在勤)は「リシャール氏がまずやるべきことは、 自殺問題と真剣に取り組み、労働組合と協定を結んで労組を基本的に 味方にすることだ。フランステレコムはまだコストを削減しなければ ならないが、従業員を味方に付けた方がはるかに容易に進む」と指摘 した。

発表によると、今回の人事により、ロンバール氏はグループの戦 略と技術面を指揮する。リシャール氏は、グループの業務部門の管理 を引き継ぎ、特に「新たな産業プロジェクトの展開および企業とステ ークホルダー(利害関係者)との新たな関係構築」を担当するという。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE