中国の不動産「バブル」は破裂必至、引き締めで-謝国忠氏

著名エコノミストの謝国忠(アンデ ィ・シエ)氏は、中国の不動産市場は「バブル」だとした上で、同国 政府が与信拡大と投機を制限するに伴い破裂するとの見方を示した。

モルガン・スタンレーでアジア担当チーフエコノミストだった同 氏は2日、香港でブルームバーグテレビジョンのインタビューに応じ、 銀行の新規融資が減速するに伴い「需要の持続は難しくなると思われ る」と語った。

仏銀BNPパリバは同日のリポートで、不動産をめぐる政策引き 締めにより2010年の不動産取引が前年比で10%減少するとの見通し を示した。従来は最大5%の増加を予測していた。

中国人民銀行(中央銀行)は今年1月に市中銀行の預金準備率を 引き上げた。温家宝首相は昨年12月に不動産価格安定化と投機抑制を 表明している。事情に詳しい関係者によれば、中国銀行業監督管理委 員会(銀監会)は抵当順位の低い不動産ローンの金利を引き上げると ともに頭金を増やすよう銀行に指導している。銀監会は「ホットマネ ー」の不動産市場への流入について銀行に警告したという。

謝氏は「ここ数週間に、幾つかの重大な措置への言及があった」 とし、「これらの措置が導入されれば、3軒目のマンションを買おうと いう需要はなくなり、大きな影響が出るだろう」と話した。さらに、 投資のために購入された不動産の多くが現在、空き家となっているほ か賃貸による利益率も低いと指摘。これが「バブル」を示唆している と解説した。

また、「過去最高水準の価格で土地を仕込んでいる不動産開発業者 は今年、窮地に陥るかもしれない」とも述べた。BNPのアナリスト らは今年の不動産価格の横ばいを予想している。

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