円の実効為替レート:1月は5カ月ぶり低水準-月前半の軟調が影響

主要通貨に対する円の総合的な強弱 を映す実質実効為替レート(1973年3月=100、月中平均)は1月、

114.7に下落し、2009年8月以来の低水準となった。名目実効レート も364と5カ月ぶり安値。いずれも前月より1.5%低下した。日本銀 行が2日発表した。

実質実効レートは、主な貿易相手国との為替相場を貿易取引額に 応じて加重平均した名目実効レートに、物価上昇率の内外格差も加味 したもの。通貨の総合的な実力を長期的に検証するのに向くとされる。

日米欧の通貨当局が85年9月にドル高是正を取り決めた「プラザ 合意」後、87年12月までに円の実質実効レートは47.9%上昇。米国 の利上げ継続を背景に、05年1月から07年7月まで24.6%下落した。 以後は、世界的な金融危機の中で、昨年1月までに40%上昇した。

日銀の統計値は月中平均ベースでの比較なので、1月は前半の円 軟調の影響で円安傾向が示されているが、ブルームバーグのデータで 月末時点での変化率を見ると、円は1月に主要16通貨、アジア10通 貨に対し、いずれも全面高となった。

対ドルでは3%上昇。8日に1ドル=93円77銭と約4カ月ぶり の円安・ドル高水準をつけたが、27日には昨年12月18日以来の高値 89円14銭に上昇した。ユーロに対しては1月に6.1%、円高が進んだ。 今月1日にも124円43銭と約9カ月ぶりの円高・ユーロ安水準に達し た。

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