オムロン株は1年4カ月ぶり高値、中国の需要増見込み野村証格上げ

オムロン株が一時前日比3.9%高の 1944円と3連騰。2008年9月22日以来、約1年4カ月ぶりの高値水 準を回復した。制御機器の先進国での回復や中国での需要増を背景に 来期以降の業績が拡大する、との見方が一部アナリストから示され、 決算発表を機に広がる株価見直しの動きが続いた。

野村証券金融経済研究所は1日付で、オムロン株の投資判断を従 来の「2(中立)」から「1(買い)」に引き上げた。担当の山岡久紘 アナリストは投資家向けレポートで、先進国・新興国ともに制御機器 の需要増が予想以上で、2011年3月期以降も増収を利益増に結び付け られると予想している。

特に中国では、35カ所の販売拠点を活用し、日系だけでなくロー カルメーカーへも制御機器を納入する点に言及。「販売拠点が増えると さまざまな地域にアクセスでき、需要が広がる。オムロンは顧客の業 種の特化した営業をやっているところも大きな強み」と山岡氏は話す。

野村証では、12年3月期の予想1株利益(EPS)112.6円にP ER20倍を適用し、目標株価を従来の1800円から2250円に上方修正 した。過去の2期先基準のピークPERが06年の20倍であった点を 考慮している。

オムロンは、1月28日の四半期決算発表時に2010年3月期の連 結業績計画の修正を発表。純損益についてはこれまでの20億円の赤字 から一転、30億円の黒字に上方修正した。主力の制御機器事業で、日 本・中国を中心とした生産回復により需要が増加、健康医療機器事業 も堅調で、期初予想を上回る見通しになったという。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE