イーグル工株がストップ高、自動車向けシール伸び利益増額

メカニカルシールを手掛けるイーグ ル工業株が急騰。自動車向け製品の販売が好調で、今期(2010年3月 期)業績は従来予想を上回る見通しとなった。収益好転を評価する買い が集まった。

株価は一時ストップ高(値幅制限の上限)となる前日比80円 (18%)高の535円まで上げ、約4カ月半ぶりの高値を回復した。午前 終値は同13%高の514円で、東証1部の上昇率2位。売買高は51万 2000株と、過去25日の1日平均約7万6000株を大きく上回る。

イーグル工が1日発表した業績予想修正によると、今期の連結純利 益は従来予想を10億5000万円上回り、前期比12%増の15億円となる 見通し。エコカー減税など新車購入促進施策などにより、自動車生産台 数が回復傾向にあることで、自動車業界向け製品が伸びる。グループ全 体で取り組んでいるコスト削減効果も想定を上回る。

主力製品のメカニカルシールは、液体のもれを防ぐ機能を持つ。工 業用ポンプに使用されるほか、自動車向けではエンジンの発熱を抑える ための冷却水ポンプ用シールやエアコンのコンプレッサー用シールなど がある。

同社経理部の小関信人氏によると、海外では欧州で自動車向けメカ ニカルシールの販売が当初の想定を大きく上回っているという。「リー マン・ショックをきっかけに、欧州では自動車の在庫調整が最もきつ かったが、その反動で在庫を積み増す勢いも一番強かった」と同氏。 イーグル工は欧州の販売拠点をフランスとオランダに持つ。

このほか、事業所の統廃合や不採算事業からの撤退を今上期に加速 したほか、人材派遣の更新停止などで人件費を抑制し「利益が出やすい 体質になってきた」と、小関氏は話していた。

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