三井金株7カ月ぶり上昇率、市況高で業績予想再増額-市場予想上回る

非鉄大手の三井金属の株価が7カ月 ぶりの上昇率を付けた。亜鉛など金属価格の上昇による在庫評価益を理 由に、今期(2010年3月期)業績予想を上方修正。同社は09年11月 にも業績予想を上方修正しており、収益の急激な改善が評価された。

株価は前日比8.5%高の255円を付け、09年7月14日(9.8%高) 以来の上昇率を記録した。

同社が1日の取引終了後に発表した業績予想の修正によると、連結 純利益は80億円と、従来計画と比べ56億円増額した。前期実績は673 億円の赤字だった。

同社の白石克巳IRマネージャーは「亜鉛相場の上昇に伴い、販売 価格や利益が伸びるほか、在庫評価益も拡大することが要因」と説明す る。大規模なリストラを前期に実施しており、コスト削減が進むことも 背景にあるという。

ブルームバーグ・データによると、同社をカバーするアナリスト 11人の今期純利益予想の平均値は40億円。会社側の新しい予想はアナ リスト予想の最高値(64億円)をも25%上回る。

東海東京調査センターの高野芳行シニアアナリストは「業績予想の 上方修正はポジティブサプライズ」と指摘。ただ、銅箔(どうはく)は 総じて需要は回復しているものの、「今後の需要動向を見極める必要が ある」との慎重な姿勢も示した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE