JPモルガン:MSCI中国指数の目標を引き下げ

JPモルガン・チェースは、中国株 が4月ないし5月に「底入れ」するまで、さらに下げる可能性がある とみている。通貨供給量の増加ペース鈍化と政策リスクの拡大が背景 にある。

フランク・リー氏率いる同社のアナリストらは1日付のリポート で、主に香港上場の中国企業で構成するMSCI中国指数の2010年 12月の目標をこれまでの78から62に引き下げた。同指数の1日終値 は前週末比0.7%高の59.79。

アナリストらは、「中国の消費者物価指数(CPI)は7月か8月 まで上昇基調が続くと予想されるため、同国では今後より多くの一段 と厳しい引き締め措置が取られる可能性がある」と指摘。「MSCI中 国指数は1月に調整したが、現行の中国の引き締めサイクルをまだ完 全に織り込んでいない」との見方を示した。

リー氏によれば、中国株の動きは通貨供給量の伸びに連動する傾 向があるが、中国の通貨供給量の伸びは昨年12月の27.7%から今年 は17%へ鈍化する可能性があるとみている。

JPモルガン・チェースのMSCI中国指数の予想は、株価純資 産倍率の2.1倍を基に算出されている。これは2000年以降の平均値。 ブルームバーグのデータによれば、同指数の現在の純資産倍率は約

2.45倍となっている。

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