JPモルガン:センプラの北米事業取得断念も、金融規制受け-関係者

米銀JPモルガン・チェースは、 商品取引会社RBSセンプラ・コモディティーズの北米事業を取得す る計画を断念する可能性がある。事情に詳しい関係者2人が明らかに したもので、オバマ米大統領が銀行の自己勘定取引を制限する方針を 示したためとしている。

この関係者らによれば、JPモルガンは取得対象をセンプラの欧 州事業に絞る公算だ。両社の交渉は現在も続いているという。交渉が 非公開であるとの理由で匿名を条件に語った。

オバマ大統領は先月、リスクテークを抑制し、信用危機の再発を 防ぐ手段として、銀行の規模と自己勘定取引を制限する方針を表明し た。JPモルガンは2008年10月、問題資産購入計画(TARP) に基づき250億ドル(約2兆2700億円)の公的資金注入を受け、09 年6月に返済している。

欧州連合(EU)は、455億ポンド(約6兆5900億円)の公的 支援を受けた英銀ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グルー プ(RBS)に、センプラの持ち分売却を求めた。買い手として、ド イツ銀行とオーストラリアのマッコーリー・グループも取得案を提示 している。

RBS、JPモルガン両行は、ともにコメントを控えている。

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