米国株:上昇、製造業改善や個人所得増で-エクソン高い

米株式相場は上昇。午前に発 表された1月の製造業景況指数と昨年12月の個人所得が予想を上 回ったほか、石油大手エクソンモービルの四半期決算で1株当た り利益が市場予想を上回ったことも買い材料だった。

エクソンモービルは減益決算だったが、市場予想ほどは落ち込 まなかった。原油高や生産増が寄与した。この日のS&P500種 エネルギー株は資源株に次ぐ大幅上昇を記録した。石炭生産大手 コンソル・エナジーが上昇。米商務省が発表した12月の個人所得 は前月比0.4%増加。今年1月の米製造業活動は2004年以来最も 速いペースで拡大した。

一方、昨年第4四半期の法人向けおよび消費者向けのローン需 要の落ち込みが示されると、銀行株は上げ幅を縮小した。

S&P500種株価指数は前営業日比1.4%高の1089.19。ダウ 工業株30種平均は118.20ドル(1.2%)上げて10185.53ドル。

ドレマン・バリュー・マネジメントの会長兼最高投資責任者 (CIO)、デービッド・ドレマン氏は「株式市場のトレンドは 上向きだ」と述べた上で、「まだ上昇が見込める銘柄がある。ほ ぼ100%株式に投資しつつある」と続けた。

ISM製造業指数

米供給管理協会(ISM)が発表した1月の製造業景況指 数は58.4と、前月の54.9から上昇。ブルームバーグ・ニュース がまとめたエコノミスト予想の最高値(58)も上回った。予想の 中央値は55.5だった。同指数では50が製造業活動の拡大と縮小 の境目を示す。

これより前に発表された中国の1月の製造業購買担当者指数 (PMI)は、製造業の拡大基調が続いていることが示された。 輸出受注が増加した一方で、インフレ圧力が高まっている。

商務省発表の12月の個人所得は前月比0.4%増加と、市場予想 の0.3%増を上回った。1月29日に発表された昨年第4四半期の 米国内総生産(GDP)は前期比年率5.7%増だった。

クリスティアナ・バンク・アンド・トラストで20億ドルの資金 を運用するポートフォリオマネジャー、スコット・アーミガー氏 は、「製造業の統計内容を好意的に受け止めている。これは株式 の短期的な売りを抑制し、先週のGDP統計を支援している。企 業利益が今年、堅調な結果を残すことに対しては楽観している。 ただ問題は依然として米個人消費の力強い伸びがあるのかどうかだ」 と述べた。

エクソンモービルやシェブロン

エクソンは2.7%高。純利益が前年同期から減少した。ただ、減 益の幅はアナリスト予想より小さかった。石油価格の上昇や生産 増加が、ディーゼル油やガソリンへの需要落ち込みの影響を和ら げた。同業のシェブロンは2%上昇した。

コンソル・エナジーは7.2%高、ピーボディ・エナジーは4.9% 値上がりした。

金融株指数は1.6%上昇。米連邦準備制度理事会(FRB)が発 表した融資担当幹部を調査対象にまとめた四半期調査報告書によると、 昨年第4四半期のローン需要が減少したほか、融資基準を厳格化 した金融機関数も減少した。

米新聞発行最大手のガネットは7%安とS&P500種銘柄の中 で値下がり率最大。同社の第4四半期決算は減収減益だったのが 嫌気された。

原題:U.S. Stocks Gain as Manufacturing Beats Estimates, Exxon Rises

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