欧州当局、出口戦略で市場混乱の回避を呼び掛けへ-今週のG7で

カナダで今週開催される7カ国財 務相・中央銀行総裁会議(G7)に向けて準備されている草案によ ると、各国政府が刺激策からの脱却に備えるなかで、欧州当局は市 場の混乱を避けるよう各国に求める。

ブルームバーグ・ニュースが入手した1月26日付の草案は「特 に外為市場での市場のボラティリティは、成長をバランスの欠いた 道筋に乗せ、歓迎されない保護主義的な反応を招くことで、始まっ たばかりの世界的な回復を不安定化させる恐れがある」と指摘して いる。この資料は5、6両日に開催されるG7での欧州の立場を示 すものだ。

景気回復が勢い付くなかで、世界中の政策当局者は深刻で世界 的なリセッション(景気後退)に対応するために講じた2兆ドル(約 180兆円)規模の緊急措置を引き揚げるタイミングについて協議して いる。国際通貨基金(IMF)は先週、世界の成長見通しを引き上 げたが、ストロスカーン専務理事は刺激策の早過ぎる解除に警告を 発している。

欧州中央銀行(ECB)と欧州委員会、欧州各国政府の当局者 が一団となって準備しているこの草案は、「金融市場の状況は改善し たが、脆弱(ぜいじゃく)なままだ」と指摘。「欧州の多くの国での 上乗せ利回り(スプレッド)拡大が示唆するように、信用市場の状 況はまだ完全には正常化していない」と記している。

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