米ウェルズF:キャリー取引警戒-大手競合3行と異なる金利見通し

米銀4位のウェルズ・ファーゴは、 大手ライバル3行と異なり金利が上昇すると確信している。このため、 昨年10億ドル(約900億円)を投げ捨て、債券投資を減らした。

資産家ウォーレン・バフェット氏のバークシャー・ハサウェイを 筆頭株主とする同行は固定利付き証券中心に投資資産を2009年7- 12月(下期)に340億ドル減らした。同行が当局への届け出で明ら かにした。大手3行のJPモルガン・チェースとバンク・オブ・アメ リカ(BOA)、シティグループが平均で355億ドル増やしたのと 対照的だった。

ウェルズ・ファーゴは翌日物市場でほぼ金利ゼロの資金を借り入 れて高利回り証券に投資するキャリートレードを減らした。金利上昇 時の損失を回避するためだ。他の3行は将来に損失が発生するとして も利益がこれを上回るとの想定からこの取引を増やした。

ウェルズのジョン・スタンプ最高経営責任者(CEO)は09年 10-12月(第4四半期)の決算発表時に、「バイアスは金利上昇の方 向だ」として、「当行はそれが起こるのを待つつもりだ。それがより良 い取引だと考えている」と説明した。

ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)は1月27日の声明で 長期にわたる低金利維持を再確認し、金利先物の動向もトレーダーの 大半が今年9月より前の利上げはないとみていることを示唆している。

インスティチューショナル・リスク・アナリティクスのマネジン グディレクター、クリス・ウェーレン氏は「ウェルズに拍手を送りた い」として、「他の3行は投機をし、リスクのあるポジションを取っ ている」と指摘した。

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