エプソン株高値、営業利益予想を増額-コスト削減効果(Update1)

セイコーエプソンの株価が急騰。1 月21日に付けた昨年来高値を約1週間ぶりに更新した。固定費削減効 果やビジネス市場向け商品の販売が好調に推移していることなどを受 け、今期(2010年3月期)の連結営業利益予想が大幅に上方修正され たことから買いが入ったようだ。

株価は買い気配で始まり、売買成立後には一時前週末比15%高の 1715円まで上げ幅を拡大。日中上昇率は08年1月30日以来、およそ 2年ぶりの大きさに達した。午前終値はやや伸び悩み、8.4%高の1619 円、上昇率は東証1部3位につけた。

同社は前週末1月29日、今期の営業利益予想を従来の30億円から 200億円に上方修正した。前期の営業損益は16億円の赤字だった。未 定だった期末配当は、1株当たり10円を実施する予定としている。

野村証券金融経済研究所の和田木哲哉アナリストは「構造改革が予 想を上回る成果を上げており、業績は大幅に上方修正された」と同日付 リポートで指摘し、「期初目標としていた1000億円の固定費削減は達成 可能なようだ」とみている。

野村証券では固定費の順調な削減から利益予想を220億円に設定、 目標株価を1572円から1673円に引き上げた。UBS証券も投資判断を 「中立」から「買い」に、目標株価を1500円から1800円に上げた。

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