【個別銘柄】資源、東芝、ファナク、TSテク、日ユニシス、日立線

1日の材料銘柄の終値は以下の通り。

資源関連株:三菱商事(8058)が先週末比2.2%安の2140円など、 商社や鉱業、非鉄金属株のほか、海運株にも売りが優勢となった。1 月29日のニューヨーク原油相場が下落し、市況高による業績期待が後 退した。ゴールドマン・サックス証券では中国の金融引き締めに備え るとし、商社やエネルギー/化学など新興国関連のウエートを引き下げ。

東芝(6502):6%安の467円と下落率は昨年4月28日以来、9 カ月ぶりの大きさとなった。2010年3月期の連結売上高予想を前期比

3.8%減の6兆4000億円に4000億円下方修正した。長引く世界的な景 気低迷により、全事業の売上高を前回予想より引き下げた。ゴールド マン・サックス証券では09年4-12月期業績は内容が良くないうえ、 1-3月期の半導体利益計画はハードルが高いと指摘。業績に対する 期待値の大幅な低下は不可避と強調、目標株価を380円に引き下げた。

ファナック(6954):4.4%高の9040円と3連騰。野村証券では中 国・アジアの需要拡大は予想以上に強いほか、同社は製造原価や販管 費の管理にも優れていると評価し、業績予想を大幅に上方修正した。 目標株価も1万円から1万1000円に引き上げた。

テイ・エス テック(7313):12%安の1504円。10年3月期の連 結営業利益予想を従来の95億円から89億円へ下方修正した。売上高 は従来予想を上回るものの、為替換算上の影響や機種構成の変化が響 く見込みで、業績失望売りが膨らんだ。

日本ユニシス(8056):12%安の601円。10年3月期の連結営業 利益予想を前期比56%減の70億円に引き下げた。従来予想は160億 円。景気低迷によるIT(情報技術)投資の抑制が続き、売上高が従 来予想よりさらに落ち込むことが響く。期末配当予想も、従来の7円 50 銭から2円50銭へ引き下げた。

ホンダ(7267):2.5%安の2999円と今年初の3000円台割れ。パ ワーウインドーの不具合で、「シティ」「フィット」など64万6000台 を主に北米と英国市場でリコール(無料の回収・修理)する。

堀場製作所(6856):9.2%高の2365円。半導体システム機器の急 速な収益改善を理由に、前09年12月期業績が従来計画を上回る見通 しとなり、業績悪化への警戒感が和らいだ。JPモルガン証券では、 判断「オーバーウエート」を継続。

セイコーエプソン(6724):7.3%高の1603円。コストダウンや固 定費削減効果、為替の影響から、10年3月期の連結営業利益予想を従 来の30億円から200億円に引き上げた。構造改革が予想以上に進んで いると評価され、上昇幅が拡大した。

KIMOTO(7908):8.6%安の830円。09年4-12月期の連結 営業利益は前年同期比40%減の3億4100万円で、通期計画に対する 進ちょく率は68%にとどまった。いちよし経済研究所では投資判断を 「買い」から「中立」へ引き下げ。

日立電線(5812):11%安の239円。午後に業績予想の下方修正を 発表。設備投資抑制の影響から電線・ケーブル事業が伸び悩み、10 年 3月期の連結営業損益は10億円の黒字予想が一転、45億円の赤字と なる見込み。

イーピーエス(4282):7.7%高の36万4000円。第1四半期(09 年10-12月)の連結営業利益は前年同期比27%増の11億8900万円。 大和証券キャピタル・マーケッツでは業界内での優劣が一段と明確に なったとし、今期業績は会社計画を上回る可能性が高まったと指摘。

味の素(2802):4.9%高の899円。10年3月期連結営業利益予想 の引き上げを午後2時に発表、前期比62%増の660億円とした。従来 予想は490億円。アジアで家庭用・外食用「味の素」および家庭用風 味調味料が好調に推移したことが要因。

リョービ(5851):8.5%高の243円。自動車市場が回復基調にあ ることが貢献し、10年3月期の連結営業赤字幅が31億5000万円から 15億円へ縮小する見通しとなった。

日本調剤(3341):10%高の2265円で、整理銘柄の日本航空を除 けば東証1部の上昇率1位。09年4-12月期の連結営業利益は前年同 期比57%増の24億3800万円と急増。据え置いた通期計画30億800 万円に対する進ちょく率は81%に達し、業績上振れ期待が高まった。

住友電気工業(5802):5.5%安の1124円。29日に発表した09年 4-12月期連結営業利益は前年同期比75%減の122億円だった。四半 期ベースでは利益回復が顕著だが、会社側は10年3月通期計画を330 億円で据え置いた。ブルームバーグデータによるアナリストの予想中 央値は380億円で、増額修正を期待していた向きから失望売りが出た。 大和証券キャピタル・マーケッツでは来期PER(株価収益率)が22.7 倍と株価に割安感はないと指摘。

みずほフィナンシャルグループ(8411):1.7%高の178円。09年 4-12月期連結純損益は1263億円の黒字(前年同期は505億円の赤 字)に転換した。株式関係損益や与信費用が大きく改善した。本業の もうけを示す連結業務純益は、同9.5%増の5275億円。

NECネッツアイ(1973):7.4%高の1047円。野村証券は投資判 断を「2(中立)」から「1(買い)」へ引き上げた。目標株価は1350 円。原価低減への取り組みにより、収益力が高まっている点を評価し たいという。

NTN(6472):2%安の383円。自動車向けが当初予想に比べ厳 しい状況、建設機械や産業機械などの需要回復が大幅に遅れており、 10年3月期連結営業利益予想を70億円から10億円へ引き下げた。

TOTO(5332):7.1%高の590円。販管費削減や営業外損益の 改善から、10年3月期の連結営業利益予想を50億円から55億円へ増 額修正した。

日本特殊陶業(5334):3.9%高の1092円。予想以上の市況回復と ICパッケージ事業の改革進展から、10年3月期の連結営業利益予想 を従来から82%増額し、100億円とした。前期は52億2200万円の営 業赤字だった。

日本ガイシ(5333):2.2%高の2014円。10年3月期の連結営業 利益は前期比33%減の220億円となる見通し。従来予想は48%減の 170億円で、減益幅が縮小する。自動車排ガス浄化用触媒担体などの 数量が従来予想に比べて増加するため。

オークマ(6103):8.1%安の479円。09年4-12月期の連結営業 損益は99億2600万円の赤字(前年同期は130億1000万円の黒字)に 転落した。

トヨタ自動車(7203):1.2%安の3450円。アクセルペダルの不具 合をめぐり8車種の北米販売を一時停止したリコール(無料の回収・ 修理)問題で、米運輸省はトヨタが提案したペダル修繕案に異論を出 さなかった。米国トヨタ自動車販売のジム・レンツ社長は2月1日、 米NBCテレビなど複数の番組に出演する計画であるほか、各紙によ ると対応策を1日に発表する。

アドバネクス(5998):8.7%安の63円。精密組立部品事業で売上 高の大幅な減少に伴う営業損失が発生する見通しとなったことから、 10年3月期の連結営業損益は1億5000万円の黒字予想から一転、4 億5000万円の赤字となる見込み。

タカラレーベン(8897):15%安の578円。09年4-12月期連結 営業利益は前年同期比27%増の23億9600万円と好調だったが、会社 側は通期計画29億3500万円を据え置いた。増額修正期待が後退し、 売り圧力が高まった。

オービック(4684):4.3%安の1万6160円。三菱UFJ証券では 受注底打ちから目標株価を引き上げたものの、第3四半期決算発表後 の株価上昇を勘案して投資判断を「1(強いアウトパフォーム)」から 「2(アウトパフォーム)」へ引き下げた。

福井銀行(8362):5.1%高の307円。経費削減効果に加え、貸倒 引当金が当初予想を下回ることから、10年3月期の連結純利益予想を 34億円から57億円へ引き上げた。

オイレス工業(6282):6.5%高の1311円。10年3月期の連結営 業利益予想を前期比23%減の31億5000万円(従来予想21億円)へ 増額修正した。自動車向け製品の回復と固定費削減が寄与する。

伊藤忠エネクス(8133):7.8%高の413円。300万株(発行済株 式数の2.56%)を上限に自社株を取得すると発表。需給改善への期待 感から買い意欲が強まった。

新光商事(8141):4.8%高の789円。10年3月期の連結営業利益 は前期比4.4%減の23億円と、従来予想18億円を28%上回る見通し となった。自動車電装関連に加え、設備投資関連の産業分野向けも回 復傾向にあるため。

武蔵精密工業(7220):8.9%安の1823円。09年4-12月期の連 結営業利益は前年同期比69%減の34億7900万円と落ち込んだ。据え 置いた通期計画(51億円)に対する進ちょく率は68%にとどまり、業 績先行き懸念から売りが拡大した。

日本金属工業(5479):8.6%安の128円。海外ステンレス市場の 急減速や円高による採算悪化から、10年3月期連結営業損益は13億 円の黒字予想が39億円の赤字予想に下方修正した。

日本エスリード(8877):9%安の661円。09年4-12月期の連 結営業損益は5億1400万円の赤字だった。通期計画(11億円の黒字) は据え置いたが、業績警戒から売りが優勢となった。

村田製作所(6981):主力の大証で1.4%安の4895円。10年3月 期の連結営業損益予想を265億円の黒字(従来予想125億円の黒字) に増額修正した。昨春以降、受注回復に対応するために生産体制の拡 充を進めたが、依然高水準の受注残を抱えているという。UBS証券 では順調に業績回復しているが、反発力は期待しにくいと指摘。

ライオン(4912):4.4%高の455円。09年12月期の連結営業利 益は前の期に比べ21%増の100億円になったもよう、と前週末に発表。 従来予想90億円を11%上回る。国内外ともに日用消費財事業が順調 に推移し、コストダウンや費用抑制が利益を押し上げた。

イチカワ(3513):4.6%安の167円。09年4-12月期の連結営業 損益は3億5500万円の赤字(前年同期2億8100万円の黒字)だった。

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