【個別銘柄】トヨタ、DNA、イーグル、レンゴー、日揮、KDDI

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材料銘柄の終値は以下の通り。

トヨタ自動車(7203):前日比4.5%高の3605円と大幅反発。同社 は1日夜、アクセルペダルの不具合をめぐる米国での大規模リコール (無料の回収・修理)の対応策を公表、問題の先行きに対する過度の不 透明感が後退した。東海東京調査センターの加藤守アナリストは「販売 再開時期は未定だが、生産が8日から始まるので1-2日遅れ程度にな るだろう。これで販売停止が長期化するリスクは遠のいた」と話した。

ディー・エヌ・エー(2432):ストップ高に相当する10万円 (19%)高の62万5000円で、東証1部上昇率1位。2009年10月から サービスを開始した会員同士が一緒に遊べるソーシャルゲームの好調を 受け、09年10-12月期の連結営業利益が前年同期比32%増の52億 2400万円と、四半期ベースで過去最高を記録した。KBC証券は1日 付で、同社株の投資判断を「中立」から「買い」に引き上げた。

イーグル工業(6486):13%高の516円で、東証1部上昇率2位。 自動車向けメカニカルシールの販売が伸び、10年3月期の連結純利益 が従来予想を10億5000万円上回り、前期比12%増の15億円となる見 通しになった。収益好転を評価する買いが優勢となった。

レンゴー(3941):4.5%高の563円。午後1時に原燃料価格の低減 を理由に2010年3月期連結営業利益予想を275億円から315億円(前 期比2.1倍)に増額したため、これを好感する買いが入った。ブルーム バーグ・データに登録されたアナリスト11人の同事前予想値の平均は 287億円だった。

日揮(1963):2.4%高の1722円。同社は2日正午に10年3月期の 連結純利益予想を215億円から245億円(前期比22%減)に14%上方 修正した。コスト削減で収益性が改善したほか、持ち分法適用会社の利 益増加などが背景。

三井物産(8031):5.8%高の1368円。午後の取引で一段高。中国の 経済成長などを背景に鉄鉱石の出荷数量が増加、10年3月期の連結純 利益予想(米国会計基準)を1200億円から1400億円に引き上げた。年 間配当も前回予想比2円増の16円に増額。

KDDI(9433):0.3%高の48万9000円。午後2時40分ごろマ イナス転換、一時は0.5%安まであった。読売新聞電子版は2日午後、 ジュピターテレコム(JCOM)の株式買い取りをめぐり、金融庁が同 社に調査に入ったと報道した。金融商品取引法の株式公開買い付け(T OB)ルールに抵触する恐れがあるといい、KDDIが現在の計画通り に買い取りを行えば、金商法違反で800億円超の課徴金が課される可能 性が高いという。ジュピターテレコム(4817)は取引終了直前に急騰、

7.2%高の9万6800円で取引を終えた。

マースエンジニアリング(6419):12%安の1934円で東証1部の 下落率4位。同社主力製品のパーソナルPCシステム(PCC)の販売 数量が足元で鈍化、先行きが懸念された。09年10-12月期のPCCの 売上店舗は78店で、前年同期に比べて18%減少。三菱UFJ証券の村 上宏俊アナリストはリポートで「ネガティブな印象」と指摘した。

コーエーテクモホールディングス(3635):11%安の621円で、東 証1部の下落率5位。一時605円と09年4月上場以来の安値を付けた。 一部大型タイトルの販売を来期以降に延期することなどを理由に同社は 1日、10年3月期の連結純利益予想を10億円と従来計画の47億円か ら減額修正した。配当計画も1株当たり年30円から年10円(記念配5 円含む)に変更するため、厳しい業容を嫌気する売り圧力が高まった。

日本曹達(4041):11%高の370円で東証1部の上昇率4位。10 年3月期の連結純利益は従来予想を19億円上回り、前期比23%増の83 億円となる見通し。飼料添加物メチオニンの海外市況が足元で堅調に推 移、持分法適用会社の業績の想定比上振れも寄与する。

ニチアス(5393):9.6%高の366円。一時10.8%高と09年5月28 日(16.8%高)以来、約8カ月ぶりの日中上昇率を記録した。半導体製 造装置や自動車部品向けの数量が回復、10年3月期の連結営業利益の 減益幅が縮小する見通し。業績改善期待から買いが膨らんだ。

ブラザー工業(6448):8.9%高の1100円。一時10.2%高と09年8 月4日以来、約半年ぶりの日中上昇率を記録した。ファクスやプリン ターなどの販売が増加、販管費の低減などで10年3月期の連結純利益 は従来予想比16%増の145億円の見通しと1日に公表し、買いが優勢 となった。

三井金属(5706):5.1%高の247円。一時8.9%高と09年7月14 日(9.8%高)以来の日中上昇率を記録した。10年3月期の連結純利益 は80億円(前期は673億円の赤字)と、従来予想を56億円上回る見通 しになったと1日に発表。亜鉛などの金属価格が想定していた水準を上 回るほか、電子材料など中間素材部門の回復も寄与する。

トリドール(3397):5.4%安の16万2400円。経営資源を集中す るセルフうどん業態の丸亀製麺部門が出店効果などで大幅増収となり、 09年4-12月期の純利益は前年同期比88%増の17億4000万円となっ た。ただ、10年3月通期計画が据え置かれたことが嫌気された。

京都きもの友禅(7615):5.3%安の826円。1日公表の1月の受注 高は前年同月比15%減の16億4600万円。来年の成人式を見越した振 袖の受注額が20%減少した。

スタジオアリス(2305):3.6%安の721円。09年12月期の連結 純利益は従来予想を15%下回り、前の期比5.7%減の13億2200円に なったもようと1日に発表。競争激化に伴う七五三撮影の苦戦や、出店 数の計画未達による売り上げ減少などが響く。

横浜ゴム(5101):3.9%高の373円。自動車生産台数減少の影響で タイヤ部門中心に売上高は減ったが、原材料価格の低下や経費削減など で09年4-12月期の連結経常利益は前年同期比65%増の144億円に なった。120億円としている10年3月通期計画をすでに上回る。

いすゞ自動車(7202):6.2%高の205円。09年10-12月期の連 結営業損益は100億円超の黒字(前年同期は16億円の赤字)になった もよう、と2日付の日本経済新聞朝刊が伝えた。7-9月期(54億円 の営業赤字)から大幅に改善、5四半期ぶりの黒字浮上となる。商用車 やピックアップトラックの販売がアジアを中心に回復、経費や労務費な どのコスト圧縮も計画を上回るペースで進んだ。

オムロンホールディングス(6645):2.9%高の1925円。一時1944 円と08年9月22日以来、約1年4カ月ぶりの高値水準を回復した。野 村証券は1日付で、同社株の投資判断を「2(中立)」から「1(買 い)」に引き上げた。制御機器の先進国での回復や中国での需要増を背 景に来期以降の業績が拡大する、との見方が背景。

日本ガイシ(5333):1.8%高の2051円。業績好調を受け、大和証券 キャピタル・マーケッツ金融証券研究所が1日付で、同社株の投資判断 を「3(中立)」から「2(アウトパフォーム)」に引き上げた。自動 車用排ガスフィルターの需要が想定をやや上回るペースで回復している と分析。

サンリオ(8136):3.6%高の723円。09年4-12月期の連結経常 利益が前年同期比9%増の55億円程度だった、と2日付の日経新聞朝 刊が報道。消費低迷の影響で国内販売は振るわなかったが、海外では欧 州を中心に「ハローキティ」などキャラクターのライセンス供与が好調 という。

三菱商事(8058):5.1%高の2249円。米木材大手のウェアーハウ ザー(ワシントン州)とバイオマス(生物資源)燃料事業で提携したと 2日に正式発表した。第1弾として米国にペレット(木質固形燃料)を 生産する共同出資会社を設置、2011年の操業を目指すという。

日本製紙グループ本社(3893):0.9%高の2418円。10年3月期 の連結最終損益は240億円の黒字(前期は233億円の赤字)と、黒字幅 が従来予想から20億円拡大する見通しと1日に発表。各種コスト削減 の進展に加え、円高による原材料費の低減も寄与する。

アサヒホールディングス(5857):3.4%高の1420円。貴金属相場 の上昇に加えリサイクル数量も回復、足元の利益は会社計画を上回って 推移している。1日公表の09年4-12月連結決算によると、営業損益 は49億円の黒字で、改組前のアサヒプリテックの前年同期実績(17億 円の赤字)から大きく改善し、今後の業績拡大が期待された。

さいか屋(8254):11%安の68円。出来高は前日比6割減の89万 6000株。事業再生ADR手続が成立し、全取引金融機関から金融支援 を含む事業再生計画案に対する同意を得た、と1日に発表。7金融機関 から総額26億円の債務免除を受けるほか、横浜銀行(8332)への借入 金7億円について債務の株式化を実施する。

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