米国の銀行に「大きな試練」、信用状況「厳しい」-FRBグリーンリー氏

米連邦準備制度理事会(FRB) の銀行監督規制局のジョン・グリーンリー副局長は30日、米国の銀行 は「大きな試練」に直面しており、信用状況は引き続き「厳しい」と の見解を示した。

グリーンリー副局長は下院金融委員会の監視調査小委員会で証言 し、「金融機関の貸倒損失は引き続き増加しており、生産や雇用の見 通しを考慮すると、さらにかなりの額の貸倒損失を抱えるリスクに直 面している」と語った。

FRBの統計によると、米国における銀行与信は減少している。 家計や企業が債務を返済し、銀行が融資基準を厳格化していることが 背景にある。国内で営業免許を持つ銀行の10月の与信残高は8兆1700 億ドルと、前年同月の8兆4700億ドルから減少した。

同副局長は「著しい景気下降局面に入って2年が経過する中で、 融資の質は多くの資産クラスで悪化が続き、住宅市場の弱さが住宅ロ ーンや建設関連融資の返済履行状況に影響するのに伴い、融資の質は 一段と悪化している」と指摘。「貸倒損失の増加によって多くの金融 機関が貸倒引当金を使い果たし、新たに多額の引当金が必要になって いる」と付け加えた。

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