欧州債:ほぼ変わらず、UAE中銀のドバイ支援で伸び悩み

欧州債はほぼ変わらず。アラ ブ首長国連邦(UAE)の中央銀行が、政府系持ち株会社ドバイ・ ワールドのデフォルト(債務不履行)の可能性に伴い、支援策を発 表したことがきっかけとなり、欧州債は伸び悩んだ。

ドイツ10年債利回りは月間ベースで低下した。先週はドバイ・ ワールドによる債務返済繰り延べ要請を手掛かりに上昇した。欧州 連合(EU)統計局(ユーロスタット)が発表した11月のユーロ 圏消費者物価指数(速報値)は前年同月比0.6%上昇と、7カ月ぶ りのプラスとなった。

ブルームバーグがまとめた予想によると、12月3日の欧州中央 銀行(ECB)定例政策委員会では政策金利の据え置きが見込まれ ている。

RIAキャピタル・マーケッツの債券ストラテジスト、ニッ ク・スタメンコビッチ氏は「UAEからの支援策が債券投資の魅力 を損ねた。投資家はECBの金利決定会合を前に相場の大幅な上昇 は歓迎していないだろう」と述べた。

ロンドン時間午後5時30分現在、10年債利回りは前営業日比 1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01ポイント)下げて3.16%。 月間では7bp下げた。同国債(表面利率3.25%、2020年1月償 還)価格は前日比0.06ポイント上げ100.78。2年債利回りは1b p上げて1.25%。

UAE中銀は電子メールを通じて声明を発表、UAEの銀行と 国内の外銀を「支援する」と表明した。同支援策によると、銀行は 当座勘定と直結した特別融資制度を利用できることになり、現地の 3カ月物指標金利を50ベーシスポイント(bp、1bp=

0.01%)上回る金利で資金を調達できる。

原題:European Bonds Little Changed After U.A.E. Support

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE