アジア株投資の最良期に、低金利と弱いドル順風-野村のダービー氏

きょうから始まった野村ホールデ ィングス主催の「野村インベストメント・フォーラム2009」で、野村 HLDのアジア調査部門で地域戦略責任者を務めるショーン・ダービ ー氏は、世界的な低金利と弱いドルにより、アジア株式(日本株除く) などリスク資産の投資には最良の時期との考えを示した。

ダービー氏は、米国をはじめとしたグローバルな金融緩和が償還 期限の異なる債券の利回り格差であるイールドカーブを著しくスティ ープニング化(利回り格差の拡大)させたと指摘。イールドカーブが スティープ化すれば、金融機関は預金金利と貸出金利の利ざやが拡大 し、収益性が回復する。

持続的なドル安も追い風に、「まさに『ゴールディロックス』時代 の到来」とダービー氏。ゴールディロックスとは、インフレ起こすほ ど熱くなく、不況に陥るほど冷たくもない「適温経済」のことを指す。 弱いドルは、日本や欧州連合(EU)にデフレ圧力をもたらすが、「日 本を除くアジア圏経済にとっては、株高を招く適度な資産インフレに つながる」と、同氏は言う。

またダービー氏によると、アジア株の中でも、台湾のテクノロジ ー株への投資に特に魅力があるという。「在庫水準が超低水準にある米 国のハイテク企業は今後、在庫引き上げに動かざるを得ず、その恩恵 を最も受けるため」と解説。このほか、アジアの通信株も割安感が強 いと指摘していた。

-- Editor:Shintaro Inkyo

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