インド7-9月GDP:前年比7.9%増-1年半ぶり高成長

インド中央統計機構(CSO)が 30日発表した2009年7-9月の国内総生産(GDP)は、製造業の 伸びを受けて前年同期比7.9%増と、1年半ぶりの高成長となった。 これでインド準備銀行(RBI、中央銀行)がインフレ防止の観点か ら金融刺激措置の解除を一段と進める余地が生まれた。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト22人の予想中 央値(前年同期比6.3%増)だけでなく、このうちの最も高い成長率 予想も上回った。4-6月の実績は同6.1%増。

RBIのスバラオ総裁は先週、景気回復のための「非伝統的」な 措置の幾つかを解除する必要性に言及しており、今回のGDPの結果 を受け、同総裁が間もなく行動を起こすとの見通しが高まった。

野村証券のエコノミスト、ソナル・バルマ氏(ムンバイ在勤)は、 「驚くべき数字だ」とした上で、「RBIが昨年導入した緊急の低金利 体制から脱却するのを容易にするもの」との見方を示している。

7-9月の製造業は前年同期比9.2%増と、07年4-6月以来の 大幅な伸びとなった。貿易と運輸・通信サービスは同8.5%増と1年 ぶりの大幅な上昇率。一方で農業は同0.9%増と、08年10-12月以来 の低い伸びにとどまった。

景気回復ペースが速度を上げ、1972年以来となる少雨で農産物生 産が打撃を受け食料品価格が押し上げられていることで、インフレ圧 力が高まっている。RBIは来年3月末までの物価上昇率を6.5%と 予想。経済協力開発機構(OECD)は今月19日、「金融緩和の度合 いと、インフレ率再上昇の速度を考えると、金融政策は直ちに引き締 めに転じる必要がある」と指摘している。

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