欧州は中国の通貨政策を変更させることできず-ECB総裁らが示唆

欧州の当局者は29日、 昨年7月以来人民元を対ドルで安定させている中国の政策を変 更させることができなっかたと示唆した。

ルクセンブルクのユンケル首相兼国庫相は、南京での記者 会見で、人民元の上昇について「わたしはこれまでより楽観的 になっていると言うことはできない」と語った。同首相はユー ロ圏財務相会合の議長を務めている。同首相によると、中国当 局者は人民元が直ちに上昇した際の利益について、国民を説得 することは困難だと説明した。

同首相は「秩序立った緩やかな人民元の上昇が中国と欧州 経済にとって最も利益になるだろう」と述べた。同首相はまた、 欧州連合(EU)と中国がこの「非常に困難な留意事項」につ いてまだ合意に達していないと語った。

欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁とユンケル首相は 会見で、中国の通貨政策が直ちに変更されることはないだろう との見解を示した。同総裁によると、中国当局者は2005年 に始まった通貨改革の実行を継続することを確認した。

欧州の当局者はこの日、中国国家発展改革委員会(発改 委)の張平主任と中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁、謝 旭人財政相、温家宝首相と会談。

ユンケル首相によると、欧州の当局者は通貨に関して自ら のメッセージを「率直に」伝えた。

過去6カ月間に人民元相場は対ユーロで6.5%下落して いる。中国は2008年7月以来、人民元のレートを1ドル=

6.83元前後に据え置いており、人民元の安定が金融危機から の世界的な回復に貢献したと主張している。

ユンケル首相はまた、ユーロ圏は景気回復の明確な兆候を 示しているが、10年にユーロ地域で財政刺激策の大規模な撤 回はないだろうと語った。同首相は世界的にも、景気刺激策の 撤回は時期尚早だと指摘した。

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