FRBの独立性制限は米経済に「深刻な損傷」-バーナンキ議長が寄稿

バーナンキ米連邦準備制度理事 会(FRB)議長は、FRBから銀行監督権限を取り除き、FRBの政 治的独立性に干渉することは、米経済の安定に「深刻な損傷」を与え るものだとの見解を示した。

バーナンキ議長は27日に米紙ワシントン・ポストのウェブサイトで 公表された論評で、「提出されている多くの法案が成立すれば、FRB の主要な機能の遂行能力が著しく低下することになる」とし、これらの 措置は「米国の経済と金融の安定の見通しに深刻な損傷を与える」と の懸念を示した。

バーナンキ議長はFRBの権限を大恐慌以降で最大限に活用し、 金融システムの崩壊を回避したと主張してきたが、議会では公的資金 による救済への懸念が強まっており、FRBの監督権限を制限して政 策金利決定を政治的に監視するとの案が提出されている。バーナン キ議長が一連の提案に対して包括的な回答を出したのはこの論評が 初めて。この問題は12月3日に予定される上院銀行委員会での議長 の再任承認公聴会で議論される公算が大きい。

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