欧州株(27日):上昇、ドバイめぐる懸念和らぐ-RBS、VW高い

欧州株式相場は上昇。ダウ欧州 600指数は前日の7カ月ぶり大幅安から反発した。アラブ首長国連邦 (UAE)ドバイ首長国の政府系投資会社ドバイ・ワールドの債務返 済遅延要請をめぐる市場の懸念が和らいだことが背景。

ドバイ・ワールド向け協調融資取りまとめで2007年1月以降の 最大とされる英銀ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グルー プ(RBS)は5.2%高。ドイツのフォルクスワーゲン(VW)は自 動車株の上げを主導した。

ダウ欧州600指数は前日比1.2%高の242.60で終了。朝方は

1.8%下げる場面もあった。前日は、ドバイの債務問題が2001年に アルゼンチンが起こしたような国家債務不履行に展開するとの懸念か ら、4月以来の大幅安となっていた。

MFCグローバル・インベストメント・マネジメント(ロンド ン)の欧州株式責任者、デービッド・ハシー氏は、「さまざまな憶測 が飛び交ったが、現時点ではドバイの債務問題はUAE内部で解決で きそうだと市場はみている」と指摘。「アブダビはおそらくドバイを 救済できるだろう。現時点での報告によると、銀行のエクスポージャ ーも管理可能な範囲だと聞いている」と語った。

27日の西欧市場では、18カ国のうちルクセンブルクとアイスラ ンドを除く16市場で主要株価指数が上昇した。ダウ・ユーロ50種 指数は前日比1.1%上昇、ダウ欧州50種指数は1%上げた。

ドバイ証券取引所が最大の株主であるロンドン証券取引所 (LSE)は2.9%上昇。前日は4月以来の大幅安だった。ドバイが 一部を保有する航空宇宙・防衛関連企業EADSは2%上昇。

自動車用ケーブル製造でドイツ最大のレオニは4.2%高。シュブ ルーが同銘柄の投資判断を「アンダーパフォーム」から「アウトパフ ォーム」に引き上げたことが背景。

欧州エンジニアリング最大手、ドイツのシーメンスは1.3%高。 同社の補聴器事業の価値が最大30億ユーロ(約3870億円)と推定さ れており、同事業に対して米KKRとBCパートナーズなどのプライ ベートエクイティ(未公開株、PE)投資会社が関心を示しているこ とが背景。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。

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