新興市場の通貨・株価が下落-ドバイの債務繰り延べ要請を懸念

27日の新興市場では、ロシア・ル ーブルと韓国ウォンがここ4カ月で最大の下げ。新興国・地域の通貨 が急落した。アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ首長国が債務返済延 期を図っていることを背景に高利回り資産から投資家が資金を引き揚 げていることが背景。株価指数も総じて軟調。

ルーブルは一時、対ドルで2%安の1ドル=29.79ルーブルを付 けた。ウォンは1.7%下げ1ドル=1175ウォンとなった。香港のハン セン指数と韓国の総合株価指数は5%近い急落となったほか、ロシア とポーランドの主要株価指数も4%下げた。

590億ドル(約5兆1000億円)の債務を抱えるドバイ・ワールド は今週、大半の債務に対する返済繰り延べを求めた。CMAデータビ ジョンの価格データによれば、ドバイ首長国のソブリン債保証コスト が134ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し、675bpに 達した。

カリヨンの国際為替戦略部門責任者、ミチュル・コテッカ氏(香 港在勤)は、「ドバイの問題が世界的にリスク回避の波を引き起こした」 と述べた上で、「アジアはファンダメンタルズ(経済の基礎的諸条件) がより強固と思われているため、大幅下落とはならないだろう」との 見方を示した。

株式相場は、モルガン・スタンレーの新興市場指数が2.7%下落。 前日は2.1%下げていた。27日のMSCIアジア太平洋指数は3.2% 安の113.74と、8月17日以降で最大の値下がりとなった。

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