外国人8週ぶり売り越す、信託銀買いは3月来高水準-11月3週需給

東京証券取引所が27日に発表し た11月第3週(16-20日)の投資部門別売買動向によると、東京、 大阪、名古屋3市場の1・2部合計で、外国人投資家は8週ぶりに売 り越した。売越額は983億円。前の週は829億円の買い越しだった。

みずほ証券エクイティ調査部の三浦豊シニアテクニカルアナリス トによると、「じりじりと円高・ドル安が進み、外需依存度の高い日本 経済に下押し圧力がかかることを懸念した売りがグローバル投資家か ら出た」という。

11月3週の日経平均株価は272円(2.8%)下げ、週末20日に心 理的節目となる9500円を約4カ月ぶりに下回った。為替の円高・ドル 安を背景に、輸出関連株中心に下落。三菱UFJフィナンシャル・グ ループや日立製作所などによる大型増資が連日で発表され、需給悪化 懸念が広がったことも重しとなった。

一方、国内勢はすべて買い越しで、外国人売りの受け皿となった 格好だ。信託銀行の買越額は1071億円と、3月第4週(2508億円) 以来およそ8カ月ぶりの高水準。このほか、委託取引での各投資家の 買越額は、個人投資家が101億円、事業法人が100億円、投資信託が 40億円、生保・損保が43億円、都銀・地銀等が22億円、その他法人 等が60億円。

信託銀の動きについて三浦氏は、「日経平均が1万円を上回る水準 では逆張り的に売り越してきたが、株価の下落トレンドが続き、企業 の自社株取得目的の買いなどが信託銀経由で表れた可能性がある」と 指摘。ただ、信託銀の売買代金シェアは7.1%と、11月2週の10%か ら低下しており、「買いの勢いは弱い」と見ていた。

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