アジア株:下落、ドバイの債務繰り延べ要請で-銀行やゼネコン株安い

27日のアジア株式相場は下落。 アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ首長国の政府系投資持ち株会社、 ドバイ・ワールドが債務返済繰り延べを債権者に要請したことによる 損失懸念のほか、円高が響いた。MSCIアジア太平洋指数はこの3 カ月で最大の下げとなった。

香港市場では、欧州最大の銀行、英HSBCホールディングスと スタンダードチャータード銀行がいずれも6%余り下げた。米ゴール ドマン・サックス・グループは、ドバイの資金繰り危機が両行に与え る影響は「管理可能」との見通しを示している。

大林組も大幅安。大和証券SMBCは、ドバイ・ワールドの資金 繰り問題が日本の大手ゼネコンのドバイでの工事代金回収に影響する 恐れがあるとの見方を示した。米国での売上高が全体の23%を占める ソニーも、円の対ドル相場が14年ぶり高値を付けたことから安い。

MSCIアジア太平洋指数は、日本時間午後4時14分現在、前 日比3%安の114.08。同指数は、8月17日以来の大幅な下げとなっ た。日経平均株価は前日比301円72銭(3.2%)安の9081円52銭 で取引を終えた。

韓国の総合株価指数は、前日比4.7%安の1524.50で取引を終 了し、1月15日以降最大の下げとなった。一時は前日比5%安の

1519.40まで下げる場面もあった。

ペンガナ・キャピタル(メルボルン)で11億ドル相当の資産運 用に携わるティム・シュローダーズ氏は「今回の展開が株式相場の転 換点だと明言するのは時期尚早だが、金融システムが依然として世界 的に混乱していることを示している」と指摘。「投資家はリスクに関し て、これまで以上に警戒する必要がある」と語った。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE