日銀:09年度上期は104億円の経常赤字-利回り低下や円高で

日本銀行が27日午後発表した2009 年度(3月期)上半期の決算によると、経常利益は前年同期比5790 億円減益となり、104億円の赤字(経常損失)となった。国債やオペ 資産の運用利回りが低下したほか、円高に伴い外国為替関係損益が大 幅損超となった。保有株式の運用益が減少したことも逆風となった。 赤字になったのは上期としては03年度以来6年ぶり。

経常収入は同964億円減の4263億円と、資産運用平均残高は増加 したものの、運用資産利回りが低下したため減少した。外為関係損益 は前年同期が1006億円の益超だったが、円高の影響で3038億円の損 超となった。金融機関から買い取った株式の運用損益は同868億円減 の67億円と、売却益や配当金の減少に伴い大きく目減りした。

税引き前当期剰余金は107億円の赤字(税引き前当期損失金)と なり、法人税、住民税および事業税を差し引いた後の当期剰余金は121 億円の赤字(当期損失金)となった。今年9月末の自己資本比率は

7.47%と、前年度末並みの水準となった。

資産は外国為替が減少した一方、国債、買現先勘定、貸出金が増 加したため、前年同期比3兆7960億円(3.4%)増加し、総資産残高 は116兆3248億円となった。負債も預金、売現先勘定が増加したため、 同4兆2195億円(3.9%)増加し、総負債残高は113兆6769億円とな った。

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