7&i株上場来安値、個人消費の先行き懸念-デフレでコンビニ苦戦

【記者:鷺池 秀樹】

11月27日(ブルームバーグ)国内流通グループ大手のセブン& アイ・ホールディングス(7&i)の株価が続落。前日比1.1%安の 1892円まで売られ、上場来安値を更新した。11月20日の政府のデフ レ宣言以降、小売りセクター全体が下落基調となっているが、この日 朝公表の家計調査で10月の勤労者世帯の可処分所得が前年同月比

1.9%減となったため、個人消費の先行きが懸念された。

大和総研経済調査部の熊谷亮丸シニアエコノミストは個人消費に ついて、「所得環境の停滞は当面続く可能性が高く、個人消費の自律的 な成長は期待できない状況が続く」と予測する。

内閣府がきょう午前8時30分に公表した10月の消費者物価指数 は、生鮮食品や石油製品などを除いた、いわゆる「コアコア」の消費 者物価指数(CPI)が前月比0.1%低下した。低下は7カ月連続。 11月中旬までの東京都区部のコアコアCPIは前月比0.1%低下。

ゴールドマン・サックス証券は26日付で、7&i株の向こう12 カ月間の目標株価を2100円から2000円に引き下げた。担当アナリス トの河野祥氏は「収益ウエートの高いコンビニエンスストア事業の苦 戦や、総合スーパー(GMS)、百貨店事業の改善が見えず、下期計画 は未達成となろう」と分析、今期(2010年2月期)の連結営業利益予 想を2350億円から2315億円に引き下げた。来期予想は2340億円。

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