アジア通貨軟調:ドバイの債務返済延期要請で-ウォン、ルピーなど

27日の外国為替市場では、韓 国ウォンやインド・ルピーを中心にアジア通貨が下落。アラブ首長国 連邦(UAE)ドバイ首長国の政府系企業が債務返済の延期を求めた ことで新興市場が打撃を受け、安全資産である米国債やドルの需要が 高まった。

仏銀クレディ・アグリコルの投資銀行部門カリヨンで国際為替戦 略部門を率いるミチュル・コテッカ氏(香港在勤)は、「ドバイの問 題が世界的にリスク回避の波を引き起こした。アジアの通貨はこうし た環境下では、やや脆弱(ぜいじゃく)とみている」とした上で、 「アジアはファンダメンタルズ(経済の基礎的諸条件)がより強固と 思われているため、大幅下落とはならないだろう」と述べた。

ウォンは、ソウル時間午後1時18分(日本時間同じ)現在、前 日比1.3%安の1ドル=1170.90ウォンで取引されている。週間ベー スでは1%安と、5週間ぶりの大幅な下落率となっている。韓国の金 融ニュースサイト、マネートゥデーによれば、同国の金融機関は9月 末時点で、ドバイ政府系持ち株会社ドバイ・ワールドとその不動産部 門ナキールに対し、計3200万ドル(約27億6000万円)の債権を保 有している。韓国の金融監督当局の情報を基に報じた。

ルピーは、同0.9%安の1ドル=46.8425ルピー。フィリピン・ ペソも、26日に発表された2009年7-9月(第3四半期)の国内総 生産(GDP)がアナリスト予想を下回ったことで売られている。イ ンドネシア、シンガポール、マレーシアは祝日のため休場。

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