実力以上の円、実力以下の株価、円高とドバイ問題でみずほ証北岡氏

みずほ証券の北岡智哉シニアス トラテジストは27日、為替相場の急激な円高進行とアラブ首長国連 邦(UAE)のドバイ首長国の資金繰り懸念の浮上で急落した日本株 相場について、「実力以上の円、実力以下の株価だ。遅くとも1月ま でには株価が底を入れる」との見方を示した。

一時1ドル=85円を割り込む14年ぶりの円高水準に達した為替 相場に関連し、北岡氏は「今年度下半期(09年9月-10年3月)が 1ドル=85円で推移すれば、上場企業の今年度営業利益を3%押し 下げるが、ファンダメンタルズではそれほど円高の影響は大きくな い」と指摘。その上で、「円高に対し政府が何も行動を起こさないこ とが海外投資家に奇異に映っており、それによるセンチメントの悪化 がPER(株価収益率)の低下につながっている」と話した。

北岡氏は、「実力以上の円、実力以下の株価だ。遅くとも1月ま でには株価が底を入れると予想している」という。

一方、ドバイ問題については「国際決済銀行(BIS)統計によ ると、6月時点で日本の金融機関がドバイを含むUAEに対して保有 している債権は2000億円程度で、日本への直接的影響は少ない」と の認識を強調。もしドバイ問題の結果として、「政策協調によって為 替への介入が出てくるなら、日本株にとって必ずしもマイナスとは限 らない」と指摘している。

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