ブラジルの減税:早期利上げを中銀に迫る恐れ-インフレ目標脅かす

ブラジル中央銀行は来年、従来 の予想よりも早い時期に利上げを迫られる可能性がある。減税措置で 個人消費が刺激され、インフレ目標が脅かされるためだ。

マンテガ財務相は今週、自動車や家具、建設資材を対象とする新 たな減税と、従来措置の延長を合わせた22億レアル(約1100億円) の減税措置を承認した。販売や製造業支援、雇用創出を狙う。

すでに景気が拡大しているブラジルにとって、追加刺激策はイン フレを加速させる恐れがある。アナリストらは、インフレ率は中銀目 標(4.5%プラスマイナス2ポイント)の中央値付近で推移すると予 想。金利先物を基にしたブルームバーグの予想によれば、同中銀は来 年末までに最高12.49%まで政策金利を引き上げる可能性がある。

スルアメリカ・インベスチメントス・ローザのチーフエコノミス ト、ニュートン・ローザ氏は電話インタビューで、「火に油を注ぐよう なもので、中銀は引き締めサイクルの前倒しを迫られるかもしれない」 と話した。ING銀行のブラジル担当チーフエコノミスト、ゼイナ・ ラティフ氏も追加減税は「金融政策に負担をかけ過ぎる」と指摘した。

ブラジル中銀が20日公表したエコノミスト約100人を対象にし た調査によれば、2010年の同国の消費者物価は4.43%上昇(予想中 央値)が見込まれている。

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