ドバイの影響、世界市場は短期的に打撃受ける-MTターラー社長

アラブ首長国連邦(UAE)ド バイ首長国の債務返済繰り延べ請求について、MTターラー・インベ ストメント・マネジメント(ロンドン)のマイケル・ゾネンシャイン 社長は、「短期的に」金融市場の下落に拍車が掛かるとの見方を示し た。同社長は電子メールを通じて、市場の反応などについて以下のよ うな見方を示した。

同氏が運用するチェスカ・スポリテルナ・ハイ・イールド・ボン ド・ファンドの今年の実績は、同業他社の88%を上回っている。

◎市場の反応について:

「投資家がポジション(持ち高)を減らさざるを得ないことや、 悪影響の拡大への不安などから、短期的に市場は打撃を受けるだろう。 より大局的に見れば、ドバイがデフォルト(債務不履行)に陥ったと しても、2008年の金融機関の破たんほど各市場や経済に影響を与え ることはないだろう。リスクプレミアムは通常上昇するため、そのこ とが相場にとって好材料となるだろう」

◎ドバイに対する懸念について:

「国有企業への支援を検討する際、多くの投資家は安心し過ぎだ。 その実態は、各国は政府自体がからんでいる不良債権から、距離を 置くことが可能であり、そうするというものだ。教訓ははっきりし ている。買い手側は用心するということだ」

「カザフスタンやロシア、中東諸国政府の多くのバランスシート は健全だ。借り入れはすべて、国有企業やそれに準ずる民間事業体が 行っているからだ。何か問題が生じると、投資家は訳が分からず頭を かきむしり、各政府はいわゆる『政府支援』という建前の下で、都合 良くその混乱から距離を置くのだ。既に何度も見てきたおなじみの光 景だ」

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