【今日のチャート】原油、順ざや復活でドルとの連動性薄れる

コンサルタント会社ペトロマト リックスによると、米国内の原油余剰が原油価格を1バレル=80ドル に抑えており、原油先物相場とドルとの連動性が薄れている。

ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油が貯 蔵されているクシン(オクラホマ州)の在庫は、原油価格が低下する 中で10月に16%増となった。ドル安でインフレヘッジとしての商品 が買われたため、原油相場は1-9月に58%上昇した。

今日のチャートは、原油価格が10月21日に年初来高値82ドル を付けて以降、低迷していることを示している。一方、ユーロは対ド ルで1.50ドルを超えた。1年後に出荷される原油のプレミアムは10 月初めに比べ2倍以上になっている。

ペトロマトリックスのマネジング・ディレクター、オリビエ・ジ ェイコブ氏はスイスのツークからの電話インタビューで、「今年これ までの連動性からすると、ユーロが1.50ドルを付ければ原油価格は 今ごろ80ドルを上回っているはずだ。原油価格は今週、ドルから完 全に離脱した。連動性は完璧に崩壊した」と述べた。

ジェイコブ氏によると、原油先物相場は期先物が現物(または期 近物)よりも高いコンタンゴ(順ざや)になっており、割高な次の限 月に乗り換えるロールオーバーの動きが抑制されている。これはファ ンドによる投資縮小を促すという。

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