米財務省とFRBは破たん行の監督が不十分だった-監察当局が指摘

米国の財務省と連邦準備制度理事 会(FRB)の監査当局がまとめた複数の報告書によれば、双方の検 査官は不動産関連損失で破たんした米銀の高リスク融資を食い止める ため、もっと努力する必要があった。

FRBと財務省の監察当局が今年公表した12件の銀行破たんに 関する調査報告は、うち10件で商業用不動産融資の行き過ぎに歯止め をかけられなかったことなど監督上の問題を指摘。FRB、財務省の 通貨監督庁(OCC)、貯蓄機関監督局(OTS)の検査官はまた、法 執行命令を怠ったほか、銀行に対する説明責任の要求も不十分だった という。

財務省の監察当局は、声明で「定期的かつ時宜を得た審査が行わ れ、業務上の問題が特定されていたにもかかわらず、是正措置を取る のが遅かったことが判明した」と指摘した。

大恐慌以降最悪の金融危機に端を発した融資関連の損失が響き、 今年これまでに破たんした米銀は124行と、1992年以来の高水準に達 している。

FRBと財務省の監察当局は、破たんした銀行の一部を対象にし た調査結果を公表し、破たんの原因を説明することが義務付けられて いる。財務省の監察当局は今年、貯蓄機関監督局(OTS)関連で5 本、通貨監督庁(OCC)関連で4本の報告書を公表。FRBの監察 当局も3本の報告書を出した。米連邦預金保険公社(FDIC)の監 察当局も26本の報告書を公表、同様の懸念を表明している。

-- Editors: Gregory Mott, Steve Dickson

--* 参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 柴田 広基 Hiroki Shibata +81-3-3201-8867 hshibata@bloomberg.net Editor: Fumihiko Kasahara 記事に関する記者への問い合わせ先: Alison Vekshin in Washington at +1-202-654-4307 or avekshin@bloomberg.net. 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Alec D.B. McCabe at +1-212-617-4175 or amccabe@bloomberg.net.

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