ブラジル:株・通貨が大幅安、ドバイの返済延期要請で新興国不安

26日のブラジル株式相場は過去 2週間で最大の下げを演じた。通貨レアルも急落した。インフレが加 速した上、アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ首長国の政府系投資持 ち株会社ドバイ・ワールドが全債務の支払い繰り延べを債権者に要請 したことを受けて、新興市場国に高リターンを求めてきた投資家の間 で動揺が広がった。

来年のブラジルの大幅利上げ観測が強まるなか、指標のボベスパ 指数は株式公開する衣料小売り企業で最大のロジャス・レナーを中心 に下落した。金属価格の下落を受けて、鉄鉱石生産最大手のヴァーレ と同業のMMXミネラソン・エ・メタリコスは2%を超える下げを見 せた。原油安が嫌気され、ブラジル石油公社(ペトロブラス)は2.5% の値下がり。

ソリドゥス証券で4億ドル相当の資産運用に携わるギリェル メ・サンド氏は「誰もが昨年の深刻な問題を思い出している。今回の 問題の本当の規模はまだ分からない。大した事ではないかもしれない し、何か別のことが始まりつつあるのかもしれない」と述べ、「そう した疑いを考慮して、投資家は投資を解消し、ドルに資金を退避させ ている」と指摘した。

ボベスパ指数は前日比2.3%安の66391.80。通貨レアルは

1.4%安の1ドル=1.7469レアルと、今月最大の下げ。米ドルはこ の日、主要16通貨のうち15通貨に対して上昇した。

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