欧州株:7カ月ぶり大幅安、ドバイ・ワールドの債務繰り延べ要請で

欧州株式相場は反落。過去 7カ月で最大の下げとなった。アラブ首長国連邦(UAE)ドバ イ首長国の政府系投資持ち株会社ドバイ・ワールドが全債務につ いて支払い繰り延べを求めたことが嫌気された。ドバイの繰り延 べ要請は、ソブリン債としては2001年のアルゼンチン以来で最 大のデフォルト(債務不履行)につながる恐れがある。

ドバイ証券取引所が最大の株主であるロンドン証券取引所 (LSE)は4月以来の大幅安。ドバイが一部を保有する航空宇 宙・防衛関連企業EADSは4.3%下げた。欧州建材最大手の仏 サンゴバンは6.4%安。ゴールドマン・サックス・グループが投 資判断を「売り」に引き下げたことを嫌気した。

ダウ欧州600指数は前日比3.3%安の239.85で終了。4月 以降で最大の下げとなった。構成する企業のうち上昇したのは 16銘柄にとどまった。ダウ・ユーロ50種株価指数が下落した場 合の保険として使われるオプションの費用に連動するVstox x指数は、過去1年1カ月で最大の上昇。

リシュリュー・フィナンス(パリ)の資産運用担当者、アレ クサンドル・イアトリード氏は「資金繰りが難しくなる不安が再 び浮上している」と指摘。ドバイのニュースは「忘れ去られてい た懸念を呼び起こしている。新たなリーマン・ショックとなる恐 れがある」と述べた。

25日のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場 ではカタールやサウジアラビアなど湾岸諸国の国債保証料が6月 以降で最大の上昇を記録した。590億ドルの債務を抱えるドバイ ・ワールドは同日、返済繰り延べの交渉を進める間、全債権者に 「停止合意」を求めた。

26日の西欧市場では、18カ国のうちアイスランドを除く全 市場で主要株価指数が下落した。ダウ・ユーロ50種指数は前日 比3.4%安、ダウ欧州50種指数は3.2%下げた。

LSEは技術的障害から3時間余り取引が停止された。米国 株市場は感謝祭の祝日のため休場。

LSE株は7.4%安と4月以来で最も下げがきつい。ブルー ムバーグのデータによると、ドバイ証取がLSE株の21%を保 有する。

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