英国債:上昇、ドバイの債務繰り延べ要請で-質への逃避高まる

英国債相場は上昇。株式相場 が下落したほか、アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ首長国の政府系 投資持ち株会社ドバイ・ワールドが全債務の支払い繰り延べを債権者 に求めたことにより、比較的安全な資産である国債への需要が高まっ た。

10年債利回りは1カ月余りで最低の水準となった。英国株の指 標であるFT100種指数はこの日、3%以上の下げとなった。590 億ドル(約5兆1050億円)の債務を抱えるドバイ・ワールドは25 日、返済繰り延べの交渉を進める間、全債権者に「停止合意」を求め た。また、イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会(MP C)メンバーのアンドルー・センタンス氏は同日、英BBC放送に対 し、金融政策の引き締めを協議するのは現時点では「時期尚早」との 見解を示した。

ノムラ・インターナショナルの債権ストラテジスト、ショーン・ マローニー氏(ロンドン在勤)は、「若干のリスク回避の動きがある。 ドバイの話題も投資家心理への重しとなった」と語った。

ロンドン時間午後4時半現在、10年債利回りは前日比10ベー シスポイント(bp、1bp=0.01%)下げて3.55%。一時は先月 15日以来の低水準となる3.53%を付けた。同国債(表面利率

4.5%、2019年3月償還)価格は0.81ポイント上げて107.60。 2年債利回りは5bp低下し1.16%となった。

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