首相:急激な為替変動は望ましくない、円高の原因はドル安(Update2

鳩山由紀夫首相は26日夜、円 が対ドルで一時1ドル=86円30銭と、1995年7月7日以来、約14 年ぶりの高値を更新するなど円高が進んだ要因はドルの下落にある としながらも、急激な為替変動は望ましくないとの認識を示した。首 相官邸で記者団に語った。

首相は為替の変動について「これは円高というよりはドル安。原 因はドルの方に基本的にあるとわれわれは考えている。いずれにし ても急激に為替が動くということは望ましいことではないと思っている 」と語った。藤井裕久財務相が為替介入の可能性を示唆する発言を 行ったことに関連しては、「財務相中心に、何らかのという発想は当 然だと思っている」と述べるにとどめた。

今後の経済運営については「景気が必ずしもいい状況ではない のに円高になっているということだから、ある意味で非常に難しさが ある。その中で適切な経済運営をしていかなければならない」と強 調。「まずは景気というものが二番底に陥らないようにしていくための 対策を早急に講じる必要がある」と述べ、経済対策の策定を急ぐ考 えを示した。

これに先立ち、平野博文官房長官は26日午後の会見で、円高 の進行が日本経済に与える影響について「このまま加速度的に円高 になれば当然、影響は出てくることは間違いない。そうなっていった 時に政府として対応をどうするかということも求められる」と語った。急 激な円高が進む場合は政府として適切な対応を取る考えがあるかと 質問され、「当然、そういう状況になれば、いま財務相を中心として そういう観点で注視をしていると思う」と指摘した。

その上で平野氏は、藤井財務相と同日、意見交換したことを紹 介。円高の影響をしっかり注視することで一致したことも明らかにし た。この会談で、急激な円高が進めば円売り介入に踏み切ることで 一致したのかとの質問に対して平野氏は「そこまで詰めていない。い ろんなパターン、いろんなケースがあると思う。そこは財務相として判 断されると思っている」と述べるにとどめた。

--取材協力:三浦和美、下土井京子: Editor: Hitoshi Sugimoto, Hitoshi Ozawa

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