PIMCO、米保険会社保有のRMBS評価で住宅価格下落を想定

債券ファンド運用最大手、米 パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)は、 保険会社が保有する住宅ローン担保証券(RMBS)ポートフォリ オの評価を米保険監督当局に委託されたのを受け、住宅価格のピー クからの下落率を最大61%と想定して分析を行う。

全米保険監督官協会(NAIC)が公表した24日付のメモに よれば、PIMCOの分析では、住宅価格の38%下落を想定した同 社独自の「標準ケース」の比重を最も大きくする。ピークから底ま での最小下落率は33%と想定している。

監督当局がPIMCOを今月選定した背景には、保険会社の必 要資本を判断するのに米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P) など格付け会社への依存を減らしたい考えがある。保険金支払いに 備えた準備金が十分確保されているよう会社の投資状況を監視する 当局は、格付けの引き下げで必要資本が5倍に急増したのを受け、 業界から対応の見直しを求められていた。

NAICの専門グループによるメモでの説明によれば、PIM COは特定の「割引率」を各証券の損失に適用し、正味現在価値(N PV)を割り出す手法を用いる。

全米20都市を対象にしたS&P/ケース・シラー住宅価格指 数によれば、住宅価格は2006年7月のピークから平均で29%下落 している。

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