英財務相、緊急融資の事実隠した英中銀を擁護-公表なら事態深刻化も

ダーリング英財務相は25日、イ ングランド銀行(英中央銀行)が金融危機のさなかに、同国銀行大手 ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)と住 宅金融大手HBOSに行った620億ポンド(約8兆9900億円)の緊急 融資の事実を公表しなかったことを擁護した。

同相は議会への声明で、銀行システムが崩壊の瀬戸際にあったた め、イングランド銀のキング総裁が2008年10月に実施した融資につ いて隠していたのは正しいことと主張。支援について公表しても安全 との決定を下す前にRBSが政府の計画に署名するのをキング総裁は 待っていたと理解を示した。

ダーリング財務相は、「われわれは世界の銀行システムが崩壊する 寸前という状況に直面していた。個別のオペレーションを公表すれば、 信任の喪失と、流動性の問題の深刻化につながる恐れがあった」との 見解を示した。

イングランド銀は24日に初めてこの融資の事実を明らかにした。

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