【テクニカル分析】米2年国債利回りは来年の重要なバロメーター

米シティグループのテクニカルア ナリストによると、米2年国債利回りの動きは「あらゆる領域」の債 券相場や金利の変動のバロメーターになる可能性が高い。

2年債利回りは6月に今年最高の1.43%に達したものの、今月20 日には0.67%と、昨年12月以来の低水準に低下。シティのアナリス ト、トム・フィッツパトリック氏らがまとめた顧客向けリポートによ ると、今回の動きは、同じく景気低迷と低金利の局面にあった1992- 93年を「強く想起させる」という。92年10月に3.57%の低水準にあ った利回りは、4.85%に上昇した後、93年9月には再び3.65%まで低 下した。

リポートは、2年債利回りについて「93年9月の低水準は、米連 邦準備制度理事会(FRB)が利上げに転じる中で94年1月に本格化 した金利上昇局面の重要なベースになった」と指摘した。

リポートによると、92-93年当時と現在の違いには、FRBの指 導力、米政府による過去1年間の財政出動などがある。FRBは90 年代初めにも利下げを行い、89年5月に9.75%だった政策金利を92 年に3%まで引き下げたが、現行水準(0-0.25%)はそれをさらに 下回っている。

リポートは、これらの違いにより、今後数カ月の予想を立てても 「当て推量とさほど変わらないものになるかもしれない」と説明。そ の上で、それでも「われわれは今後数カ月にわたって2年債利回りに 注目し続けることを勧めする。どのような動きになるかを見極めるこ とが、あらゆる領域についての来年の見通しを立てる上で役立つ可能 性が高い」と説明した。

25日の2年債利回りは0.73%。

-- Editors: Greg Storey, James Holloway

--* 参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 柴田 広基 Hiroki Shibata +81-3-3201-8867 hshibata@bloomberg.net Editor: Fumihiko Kasahara 記事に関する記者への問い合わせ先: Liz Capo McCormick in New York at +1-212-617-7416 or Emccormick7@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: David Liedtka at +1-212-617-8988 or dliedtka@bloomberg.net

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