旭硝子株が2月来下落率、最大1000億円のCBで希薄化懸念

旭硝子の株価が急反落。ユーロ円 建て転換社債型新株予約権付社債(CB)を最大で1000億円発行する と25日に発表、潜在的な売り圧力の増加や1株当たり株式価値の希薄 化に対する懸念が広がった。ゴールドマン・サックス証券では25日、 同社の投資判断を「買い」から「中立」に引き下げている。

午前終値は前日比7.7%安の740円。一時8.5%安の734円と10 月7日(718円)以来の安値圏に沈むとともに、日中の下落率は2月 9日の11%以来の大きさだった。出来高は1059万株と、前日の約2 倍。

旭硝子はCBを2本発行する。発行額は各450億円で、総額900 億円。いずれも幹事引受会社に対し50億円を上限に追加的にCBを買 い取る権利を付与する。調達資金は設備投資に充てる予定という。

ゴールドマン・サックス証券の村上真理アナリストは、旭硝子の 株価動向について「想定していた欧州板ガラスの収益性回復、7-9 月期の液晶事業の利益上振れは織り込まれたと見て、当面明確なカタ リストに欠ける」と指摘。転換社債発行による希薄化懸念を度外視し ても、「日本電気硝子と比較した割安感は相対的に低下している」(26 日付のリポート)という。

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