旅行関連株が安い、最大手JTBが店舗閉鎖進めネット強化-競争激化

旅行代理店大手のエイチ・アイ・ エスやホテル予約の一休など旅行関連銘柄が安い。旅行業最大手のJT B(非上場)が2011年度末までに全国店舗網の約2割に相当する200 店近くを閉鎖、コストの安いネット商品に本格的に取り組むと一部で報 じられ、価格競争が進むと警戒された。

各社の株価は、HISが一時、前日比2.4%安の1686円を付けた ほか、一休が同2.2%安の3万7250円、ホテル運営の帝国ホテルが同

1.9%安の1775円、藤田観光が同0.6%安の359円。旅行代理店大手の KNT(近畿日本ツーリスト)も1.4%安の73円を付けた。

コスモ証券投資情報部の小川浩一郎氏は「個人消費低迷とデフレと いう逆風下で、値下げ競争の激化、ネット商品増加に伴う『中抜き』な ど業界特有の動きも出ており、先行きは非常に厳しい。業界そのものが 危機に瀕しているとみられているため、買いが入りにくい」と述べた。

26日付の日本経済新聞朝刊によると、JTBはグループで全国940 店を運営しているが、集客力の低い駅前立地の中規模店などを対象に今 年度から閉鎖していく方針。対象店舗の従業員は配置転換などで対応す るが、一部の退職は避けられないとみており、2012年3月期までにリ ストラに伴う特別損失を計上する予定。

JTB広報担当の三ツ橋明子氏は、日経報道について「大規模な店 舗リストラを行うという方向性は間違っていないが、約200店という店 舗数は日経記者の推測。事業構造改革を進めている」と述べている。

観光庁によると09年度上半期(4-9月)の主要旅行会社62社の 取扱高は前年同期比17%減の2兆8600億円だった。外国人の訪日旅行 が大きく落ち込んだうえ、国内旅行も低調に推移した。

三ツ橋氏によると、JTBの取扱額に占めるネット比率は09年度 見込みが7%。同社はこれを11年度までに12%に引き上げる計画で、 ネット販売の商品数を現状比2倍の約30万種類に増やすとしている。

-- Editor:Makiko Asai

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