米連邦地裁:リザーブ・プライマリー資金分配、損失の公平負担命じる

米連邦地裁は25日、清算が決ま っているマネーマーケットファンド(MMF)、米リザーブ・プライ マリーからの資金分配を待つ投資家に損失の公平な負担を命じた。リ ザーブ・プライマリーは2008年9月に純資産価値が元本を割り込み、 世界的な信用市場凍結の一因となった。

ニューヨーク州連邦地裁のポール・ガルデフ判事は25日、米証券 取引委員会(SEC)の主張を認め、残存資産のほぼ全額を比例配分 する命令を下した。ブルームバーグが集計したデータによると、すべ ての投資家は、清算が決まった昨年9月16日の時点でリザーブ・プラ イマリーが保有していた資産のうち98.75%の回収が期待できる。

今回の判決は、業界の過去40年の歴史で最大のMMF破綻に直面 した投資家の混乱収拾に向けて、司法続きを進める最初の大きな一歩 となる。リザーブ・プライマリーは、リーマン・ブラザーズ・ホール ディングスが発行した債券で7億8500万ドル(約685億円)の損失を 被り、1口当たりの純資産価値がその後1ドルを割り込んだ。SEC を含む30余りの監督当局や投資家が、リザーブ・プライマリーと運用 担当者を相手取って訴えを起こしている。

純資産価値が1ドルを割り込む前に解約請求していたドイツ銀行 や米オンライン証券会社Eトレード・ファイナンシャルなどは全額の 回収を求めていたが、判事はこの請求を退けた。当初7億8500万ドル の損失すべての負担を求められるとみられていた。アメリプライズ・ フィナンシャルなど少数グループの投資家が、今回の判決の恩恵を受 ける。

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