伊国立統計局長の年棒、約4000万円-米大統領とFRB議長を上回る

【記者:Flavia Krause-Jackson、Giovanni Salzano】

11月25日(ブルームバーグ):イタリア国立統計局(ISTA T)のエンリコ・ジョバンニーニ局長の年棒が、過去約60年で最悪 のリセッション(景気後退)のさなか3倍以上に増え、バーナンキ米 連邦準備制度理事会(FRB)議長を上回ったことが明らかになった。

ISTATは7月、経済協力開発機構(OECD)に勤務してい たジョバンニーニ氏を局長に起用した。ISTATが今週、ウェブサ イトを通じて公表したジョバンニーニ局長の年棒は30万ユーロ(約 3960万円)で、昨年実績(9万3000ユーロ)の3倍強に増えた。 ISTATは昇給の理由を説明していない。

これに対して、バーナンキFRB議長の今年の年俸は19万6700 ドル(約1720万円)にすぎない。また、ユーロ相場が過去1年間に 約15%上昇したことを考慮すると、ジョバンニーニ局長の年棒はオ バマ米大統領の40万ドル(約3490万円)さえも上回る。

ただ、トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁が昨年受け取った 35万1816ユーロ(約4650万円)には届かない。イタリア銀行(中 央銀行)はドラギ総裁の報酬を公表していない。

ジョバンニーニ局長の年棒引き上げは、イタリアが戦後最悪のリ セッションから抜け出そうと苦しむ中で行われた。イタリア人の賃金 はOECD加盟30カ国の平均を約20%下回っており、先進国で最 も賃金の低い国の一つだ。

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